冬の門司港レトロ


関門トンネルをくぐり小倉に降り立ったときは
どんよりと曇っていて小雪が舞い飛んでいた。
その天候は門司港駅に着いたときもそのままで
冷え冷えとした門司港レトロ観光が始まったのだった。


 空はどんより曇り
小雪混じりの風が寒さを助長する

ここは終着駅門司港駅
   
   ホームがレトロなら駅舎もレトロ

駅舎内の券売機も待合室も、スタバまでもができた頃の雰囲気を残している

一昔前にタイムスリップしたかのよう
 
     
  門司港レトロガイドマップをアップで見ると門司港駅から5分ほどで今夜の宿泊先プレミアホテル門司港があるが、その周辺に今回巡ったところがあった。

風が強く寒々としていたので遊覧船は諦めた。
 
 まず訪れたのは旧三井倶楽部
1階は人々がくつろいだ部屋があり、観光客がゆっくりくつろげるようになっている。

2階には、
アインシュタインが門司を訪れたときに宿泊した部屋が残されており当時の様子が分かる。

林芙美子記念室にもなっていて
芙美子の経歴や作品が紹介されていた。

放浪記が生まれた経緯も知ることができる。
   
   林芙美子記念室の一室からは門司港レトロ展望室も眺められる。

その隣には、旧大阪商船のビルがある。
1階には、門司と関わりの深いわたせせいぞうのギャラリーもあり、パッと明るい世界が広がり、彼の作品を堪能できる。
 
 次の訪れたのは旧門司税関。
この税関の設立には、NHKの朝ドラ「あさが来た」のモデルである広岡浅子が、尽力したとか。

税関の機能の解説や密輸でよく使われた手口などの紹介もあった。

レンガ造りの建物ながら、屋根裏には木材も多く使われていた。
   
   旧税関の近くには、大連友好記念館が。

大連との関係を深めようと作られたところのようで、1階には中華レストランがあるようだが、時間外だったようだ。

2階にはソファーが並べられていて、人々が集って友好を深められる。
ような場所になっていた。
 
    記念館の隣には門司港レトロ展望台を
擁するビルが。
黒川紀章デザインのマンションの31Fが門司港レトロ展望室として有料で一般に解放されている。 

下関の海峡ゆめタワーをはじめ関門橋などを見渡すことができる。

日本夜景遺産に認定された景色とのことだが、あいにく夜までにはまだ間がある時間帯だった。
     
   門司港駅方面を見ると、真下にプレミアホテル門司港が。
門司港の桟橋も見え、関門連絡船が着発する様子も見られた。

右手前には、ブルーウィングもじが。
先ほどまで跳ね上がっていた橋が次第に下りはじめた。
あの橋を渡ってホテルに戻ろう。
 
    海側から強い風が吹いていた。
旧大阪商船のビルから旧税関に向かうときの風といったら尋常ではなかった。

吹き飛ばされるのではと案じたが、先ほどと思うと収まってきたようだった。
しっかりした手すりもあるからと、橋のつなぎ目を確かめながらゆっくり渡ってホテルに向かった。
 
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