2日目は、路面電車とバスを使って移動し、 函館らしいスポットを巡って歩くことにした。 まず、ホテルからバスターミナルまで歩き、 バス案内所で路面電車にもバスにも使える2日間の フリー切符を手に入れた。 |
ホテルから駅に向かう通りを一筋南にしたら、函館市場の様子が見られ、歩くのも楽しくなった。 昨日この通りを抜けたのが夕方だったので、店は閉まっているところが多かったが、朝方は人出こそ少なかったが、商品はずらりと並べられていた。 |
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バスの案内所で2日乗車券を購入。 駅前から末広町まで市電で移動し、そこから散策を開始する予定を立てていた。 目的地方面と思い乗り込んだ電車は、十字街から左手に曲がって宝来町に。 慌てて降りて十字街まで戻ることにした。 こういうとき、乗り放題の券は助かる。 |
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電車が来るのを待っていると、賑やかな音楽を鳴らして3両の電車が通過していった。 8月1日から始まる函館港祭りの宣伝をする装飾電車だった。 はっぴを着た運転士は、手を振りながら沿道の人々に愛嬌を振りまいていた。 |
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十字街まで戻り、函館どっぐ前行きを待った。 函館山方向を見ると、歴史を感じさせる洋風の建物が見えた。 歴史と観光の都市。街の中には、こういった建物が時々目についた。 しばらくして、今度こそ末広町方面に向かう電車が近づいてきた。 |
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末広町で下車すると、塗り直したばかりのような和洋折衷の建物が目についた。さらに海の方向を見ると、通りの中央には花壇が整備されていた。 ここから、元町方面への散策が始まる。 |
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始めに上り始めたのが基坂。いうなれば、東京の日本橋のようなところで、札幌街道の起点となった地点で、かつて坂の上に函館奉行所があり、お役所坂ともいわれたとか。 坂の両側には、古い建物や景観に合わせた建物が並んでいて、歩くのも楽しい。 多くの偉人を輩出した諸術調書の跡やペリー提督来航記念碑なども坂沿いにある。 |
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函館市旧イギリス領事館に入る。領事執務室には、リチャード・ユースデン領事が、港を見るポーズの像が。小柄な人だったようだ。奥方の市民を受け入れるおもてなしもあったとか。 元町公園界隈には、かつての箱館奉行所跡、旧北海道庁函館支庁庁舎、函館四天王像、さらに旧箱館区公会堂などがある。 |
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函館四天王は、かつては一寒村に過ぎなかった村を日本で有数の都市にまで発展させた人々だとか。 旧箱館区公会堂は、国の重要文化財にも指定されていて、昨年3月に3年をかけたリニューアル工事が完了したばかり。 修理の様子を記録したビデオからは、修復にかけた執念が感じられた。 |
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旧公会堂内では、球戯室や御座所、リノリウムを敷き詰めた大広間など見所が。バルコニーからの港函館の眺めも素晴らしい。 公会堂から少し先に進むと、眺望の美しさから人気を集めている八幡坂があり、 正ヨハネ教会、函館正ハリスト教会(工事中)、カトリック元町教会などの外観を楽しんだ後で、坂を下り、 その途中にある五島軒雪花亭に立ち寄った。(運良く待つこともなく席に着くことができた) |
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電車通りまで下りるとなだらかになる。その先の交差点には、日本最古のコンクリート電柱がある。火災の多かった函館では、電柱をコンクリートにして被害を少なくする必要があったのだとか。 このあたりには、派手な看板の店も多い。ラッキーピエロという派手派手な店を、函館市内で時々見かけた。 赤レンガの金森倉庫は、明治40年(1907年)頃の建築。レンガを2枚半の厚さに積み上げた外壁、木骨の柱でできており、函館港の歴史を語り継ぐシンボル的存在 |
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倉庫群は土産物屋や食べ物の店が入っていて、いくつかの建物があった。最初に入ったコーナーをぐるりと回って、テレビでも紹介されたというソフトクリームのショップを利用したくらいだった。 高田屋嘉兵衛資料館は、立派な蔵造りで、嘉兵衛さんの活躍の様子を知りたいと思った。ところが、しばらく休館のとの貼り紙が、拍子抜けした。 |
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次に目指したのは明治館。 ツタのむした建物は荘厳な雰囲気。何があるのかと期待したが、テディーベアやオルゴールの専門店、小物のショップが入っていた。欲しいものがある人には、楽しい場所なのだろう。 2階にはオルゴールのミュージアムもあるようだったが、1階をぶらりと見て回って出た。 |
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明治館の近くの地名は豊川町。そして、豊川稲荷まである。 知人は、豊川市と姉妹都市になっているので市長と訪ねたことがあると言っていた。 なるほど、豊川稲荷があり、そこの地名が豊川町と来れば姉妹都市提携も頷ける。 付近の繁盛を祈念して有志が創立したもののようで、商売繁盛の神様として多くの人々から崇められ、石灯籠には見番芸妓一同の寄進のものも。そういえば、右写真の手前に石灯籠が並んでいた。 |
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お社には、豊川稲荷神社の額がかかっている。こちらはれっきとした神社なのだ。 旧ニチロビルを見学して散策を終了しようと思っていたのだが、カフェはお休み。資料館らしきものも見当たらず、一旦ホテルに戻ることに。ホテルは、目と鼻の先だった。 それにしても、すでに足が痛くなるほど歩いていた。 結局、利用した交通機関は、往路での市電3回のみ。 夕食は、居酒屋よし庵で |
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