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我々のホテルは、左の地図の由良比女神社の「社」の字のあたりだった。 この日のバスはガイドさん付き。年季の入ったスリムな女性だった。 鶴丸に立ち寄り、別グループを乗せると、西ノ島大橋を渡り、由良比女神社横の入り江にさしかかると、「誤って由良比女に噛みついてしまった烏賊が、お詫びにここに集まってくるのです」との解説が。 1mを超えるような大きな烏賊まで寄っているようで、見つけた人は捕ってもいいのだそうな。 その先、道路は狭くなり、展望所に向けて坂道を上りはじめた。 |
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宿にお迎えに来た西ノ島めぐりのバスは、ちょっと小ぶりだが、通天橋を初めとする観光名所の写真でラッピングされていた。 坂道を上り詰めたところで、「下をご覧ください。ここからも通天橋が見えますよ」 確かに。これは絶景だ。慌てて写真を撮っていると、 「慌てなくて大丈夫ですよ。展望所からしっかり見えますよ」 との案内で、バスを降りて展望所に向かった。 |
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展望所に向かう時、目の前に日本海が広がっていた。 「こうしてみると、地球が丸いのがよく分かる」 そんな声も聞こえた来た。 方位盤に示された距離を確かめると、松江80km,広島200km,釜山も福岡も380km,そして竹島は260km? 国境問題がよそ事ではないような気がする。 |
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展望所からの景色は、いつまで見ていても飽きないものだった。 伊射波神社のおそろのTシャツの間に見えるのが、このバスのガイドさん。 大阪で勤めていたが、両親の介護のために戻り、その後できることはないかとガイドをすることになったとのこと。 オキアザミがきれいに咲いていた。 「オキタンポポは、セイヨウタンポポに駆逐されてきているんですよ」 |
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| バスは、一旦、坂道を下り、一つ隣の尾根道を上り、先ほどまでは、通天橋の奥にそそり立っていた魔天崖へ移動。 牛さんが寝そべる尾根を、魔天崖まで進む。 「牛さんのごちそうを踏まないように、気をつけてくださいね」 |
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至る所に糞があり、牛をよけながら進む。糞は山の栄養になっているのだとか。時折、馬も寄ってくる。 牛と馬が草を食べてくれることで、山肌がきれいなのだとか。牛は肉になるが、馬は? 馬の食欲は旺盛で、馬がいなければここまできれいにはならないのだとか。確かに、バリバリと草を食む音には驚いた。 |
| 魔天崖の標高は257m 柵一杯まで寄って見下ろしても、木立が遮ってしまい、崖は見えなかった。 あの崖っぷちの上に立っているのだろうが、残念ながら実感はわかない。 |
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ここからは、外海も内海も見渡せる。 外海に面した方は、浸食されてそそり立つようになっているが、内海側の山稜はなだらかなカーブを描いている。 手前の出っ張った部分の向こう側に通天橋があるのだろう。 そして、奥の半島に、先ほど訪ねた赤尾展望所があるようだった。 |
| 魔天崖駐車場まで路線バスで来て、魔天崖から下り、通天橋近くまで行くハイキングコースもあるようで、そのすぐ近くには国賀というバス停があるとか。 それならば、通天橋周辺の景色も、魔天崖の雄姿も楽しめることだろう。 魔天崖から駐車場に戻るときに、第2次大戦時に使用された監視所の跡がある。ここからならば、見通しも利く。 |
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水道設備がないからだろうか、足踏み式のポンプを利用したトイレがあった。 ご丁寧に、洗浄水の流し方まで表示してあった。 トイレの入口近くに駐車場があるが、駐車場と尾根は、柵で仕切られていて、牛や馬が出ないように出入り口はロックできるようになっていた。 |
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